【感想】グレイヴディッガー/高野 和明

グレイヴディッガーグレイヴディッガー
高野 和明

講談社 2005-06
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「13階段」は読んだこと無いけど「13階段」で名を馳せた作家さんのミステリー小説。かつての悪行を悔い、心を入れ替え生まれてはじめての善行を目前に控えていた悪人・八神が怪事件に巻き込まれ都内を逃げ回る話。
物語は、八神がアパートの一室で同居人である島中の惨殺体を発見した所から大きく動きはじめる。

死体発見直後から八神は数名の見知らぬ男たちに追い回されるようになり、時を同じくして都内各地では同一犯による連続殺人事件が発生。被害者の中に島中が含まれていたことから、警察はアパートから逃亡した八神を重要参考人として指名手配。八神は警察からも追い回される羽目になる。

生まれてはじめての善行、白血病患者への骨髄移植を間近に控え、どうしても捕まるわけにはいかない八神。なんとしても病院へたどり着かねばならない。八神が病院にたどり着けなかった場合、患者は死んでしまうのです。

謎のカルト教団から警察から、そして警察の捜査から浮上した正体不明の殺人鬼グレイヴ・ディッガーから、決死の逃亡を続ける八神。全ては自分の骨髄液をまつ顔も知らない患者のために…。

この八神というキャラクターのおかげで、自分は物語に深く入り込めました。かつて悪人だったということもあり、すごくイイやつだなぁと印象付けられ、がんばれ〜と応援したくなる。

複数の謎が複雑に絡み合いひとつの結論に結びついていくといったミステリー小説の醍醐味はもちろんのこと、ホラー映画的キャラクターのグレイヴディッカー、八神の逃亡劇、警察組織の内幕等、エンターテイメント性の高い作品になってます。とても面白かったです。

先が気になって気になってどんどん読めちゃう快作でした。

tag : 小説 ミステリー

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クローン・せなかわ

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 WEB徘徊メモと、WEB上のお絵かき講座や教本で得た知識をもとに作成したイラストを公開しています。スターウォーズが好きです。

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